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独立アクスルのセッティングについて

ご無沙汰しております。
アクスルやロワーアームの製作に忙しくブログの更新が遅れてます。
つい最近も問い合わせでセッティングが難しいと言ったことを聞いたので、今日はその辺について書いてみようと思います。

まず最初に車高を決めます。
前後の車高が決まったら、トー角を合わせます。
車両のリア側をジャッキアップしトー角調整用のシムを抜き取ります。
ファイル 473-2.jpg

次にショックマウントの下にウマをかけてジャッキを下ろします。
ファイル 473-1.jpg

この状態でリアタイヤの前後ツラを合わせてフロントタイヤを見たときに下の画像のように見えるようにトー角を合わせます。
ファイル 473-3.jpg

この時に

フロントタイヤが全く見えない時はアクスル中央のピロボールジョイントの首を伸ばします。

フロントタイヤが見えすぎる時はアクスル中央のピロボールジョイントの首を縮めます。

これで大まかにトー角を合わせた後に、ピロボールの前後にシムを挟み込みます。
ピロボール前後の隙間に入るようにシムを組み合わせて入れます。
(シムの挟み方でさらに微調整が出来ます。)

トー角が決まったらキャンバー角の微調整をします。
アクスル本体側のタワー(ハブ部分を取り付けるブラケット)が地面に垂直に近い状態ならキャンバー角を変えてもトー角はほぼ変わりません。
自由に調整してください。

タワーが前に倒れている状態ではキャンバー角を付けるとトーがイン方向に変化します。
タワーが後ろに倒れている状態でキャンバー角を付けるとトーがアウト方向に変化します。

アクスルのオーダー時に、車高の設定に合わせて5段階から選択してもらっている理由は、タワーを地面に対して出来るだけ垂直にしたいからです。
タワーの垂直がきちんと出ていればキャンバー角やハブの取り付け高さ(車高)を変えてもトー角はずれません。
トー角がしっかり合っていれば走行安定性も良く、タイヤのライフも非常に長くなります。
当店で調整したお客様の中には4万キロ以上タイヤ無交換の方もかなりいらっしゃるぐらいなので、トー角は非常に大事な要素だと言えます。

ファイル 473-4.jpg
画像の車のデータです。 参考にして下さい。

フロント
17インチ 7J +43(+48を5ミリスペーサーで調整)
溶接止めピロアッパー、純正ロワーアーム、ファイナルコネクション車高調
キャンバー角 約-4° 長穴加工、フェンダー加工等は全くしていません。

リア
17インチ 7J +33(+48を15ミリスペーサーで調整)
独立アクスルキット、アヒル商会リアスプリング、ファイナルコネクション車高調
キャンバー角 約-7° フェンダーの一部分耳をカット