記事一覧

【クレーム内容】加工アクスルにドラムが入らない。

【クレーム内容】加工アクスルにドラムが入らない。

件数 1件

可変式アクスルを装着の際、純正ドラムが合わない(入らない)とのクレームがありましたので、純正ドラムと可変部分(スピンドル部)を送って頂き検証しました。

送っていただいたものは確かにスピンドルにドラムが入らない状態でした。
ノギスでの計測や目視によるチェックでは異常が無かったのですが、真円度を見てみると一箇所だけ大きくなっている部分がありました。

当社による加工後のチェックで、ドラムがきちんと納まることを確認していますので、スピンドルの変形は考えられませんでした。(ABSセンサーの逃がし加工をした後のチェックでドラムが入っているのを確認していました。)
さらによく確認すると、スピンドル表面のごく一部に盛り上がりがあるのが判りました。

この場合、はっきりと原因を特定することが難しいのですが、組み付け時に小さなゴミ(砂や切削粉など)を噛んでしまい、スピンドルの表面にわずかな窪み(周囲の盛り上がり)が出来たことが原因ではないか?と推測しました。

ドラムに組みつけられているベアリングとスピンドルのクリアランスは非常に狭く、古いグリスが残っているだけで挿入できないこともあります。
ですので、組み付け時にはドラムに組みつけられているベアリング(インナーレース)の清掃をして、スピンドルにもチリやゴミが無いことを確認後、スピンドルに薄くCRCなどを吹き付けて、真っ直ぐにゆっくりと挿入してください。
わずかでも引っ掛かりを感じる場合は絶対に無理をせず、一度ドラムを引き抜いて、再度スピンドルとベアリングのチェックをして下さい。

もしもスピンドルに傷をつけてしまった場合は、引っかかる部分だけを鉄ヤスリで慎重に削ってください。
この時、スピンドル全体を削ってはいけません。

ファイル 102-1.jpg