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【問い合わせ内容】可変部のヒビ割れについて

【問い合わせ内容】
お客さまより
最近60km/h位で走っているとタイヤのブレを感じてました。
それで、点検したところ可変部(スピンドル側金具)にヒビが入っているので修理できませんか?
という問い合わせがありました。

破損状況の確認のため、問題が起きた可変部をお預かりして調査しました。
原因として次の2点が考えられました。
1点目はハブ取り付けボルトが長すぎて、ボルトを締めたときに溶接部分を剥がす力が働いた可能性
2点目は溶接部分の溶け込み不良の可能性

当社のアクスルに交換する場合、ABS装着車はハブを固定するボルトを短くする(先端を5㎜ほど削る必要がある)必要があります。
ボルトの長さを計測、ボルトの穴奥の点検をしたところボルトの長さには問題がありませんでした。
ファイル 301-1.jpg

次に溶接部分の点検をしたところ、熔接端部(熔接が始まるところ)に溶け込み不良が見られました。
ファイル 301-2.jpg

以上の事から、今回の件はこの熔接不良部分が原因で問題が発生したものと思われました。
破損が起きた原因についてお客様にご説明した上で、問題の箇所を新しい金具に交換し修理対応をさせて頂きました。
また、この件以降に同じような問題が起きない為、次の対策をしました。
熔接工程の作業管理の徹底(溶接部分の点検、熔接電流管理、ガス流量の管理徹底)
熔接箇所の追加
ファイル 301-3.jpg ファイル 301-4.jpg
改善前                                改善後

当社のアクスルは万が一可変部分の熔接箇所が剥がれても、即座に折れる事が無いような作りになっていますが、過去にご購入(平成25年6月以前)されたお客様で点検をご希望の方は可変部をお送り下さい。
熔接割れなどが発生していないかの点検及び、ご希望の方には追加熔接をさせて頂きます。

※平成25年6月以降にご購入いただいた物には上記の対策がなされています。