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レーシングコックピットシミュレーター

レーシングコックピットシミュレーターが完成しました。
プロドライバーも練習で使用するほど最近盛り上がりを見せているドライビングシミュレーター プレイステーションのグランツーリスモ、XboxのFORZA、PCのRFactorなどを快適にプレーする為のコックピットを作るべく、2014年の春先から開発を始めて数ヶ月。
プロトタイプの製作に始まり、尋ねてくるお客さんにドライブしてもらい感想や意見を聞いて色々と改良しやっと満足のいくものが出来ました。
ファイル 433-1.jpg
このコックピットをデザイン、設計する時に一番に考えたのが、いかに本物の雰囲気を出すかです。
本物の雰囲気といっても、市販車のソレではなく、レーシングカー(クローズドルーフのクルマ)の雰囲気です。
剥き出しのフロアにがっちりと固定される綺麗に曲げられたロールケージ、ムダを徹底的に削ぎ落としたシンプルな作り。
限界域で戦うドライバーの負担を少しでも減らすようにと配置されたステアリングやペダル、スイッチ類…
そんな雰囲気を少しでも多く感じとれるコックピットがコンセプトです。
メインとなる左右のフレームには42.7Φの鋼管を使用。 シートからステアリングまでが継ぎ目無くつながる構造にすることで、操作系に高い剛性感を持たせ、剛性不足によるステアリングの切り遅れが起こらないように配慮してます。
ファイル 433-2.jpgステアリングを固定するパネルは剛性確保の為、厚めの亜鉛メッキ鋼板(2.3㎜)を使用。 さらにハンコンのステアリングユニット取り付け剛性も高くする為、ユニット取り付け用のボルト穴(ロジクール社のG27、スラストマスター社のT500RS・T300RS及びその互換品用)を開けました。 0~15°までの角度調整もできるようになっています。


ファイル 433-3.jpgペダルは20㎜ピッチで位置を前後に調整できます。(最大100㎜)
ペダルの角度、高さ調整は、オプション品のペダルアダプターで行う仕様です。 ロジクール社のG27、スラストマスター社のT500RS・T300RS及びその互換品用を用意しています。


ファイル 433-4.jpgフロアの縞板は実車のレーシングカーのフロアに良く使われるアルミの縞板をモチーフにしています。
実車と同じアルミ縞板を使うと、強度不足や高コストなどのデメリットが出てしまうので、厚さ2.3㎜の縞鋼板にメッキをしたものを使うことで、本物の雰囲気を出しつつも低価格で高強度になっています。
さらに、コックピットにディスプレーを載せたときの安定性を考えて、フロアがウエイトの役目も果たすように設計しました。


ファイル 433-5.jpg保管、移動のことを考えて、キャスターが取り付けできるようになっています。 取り付けにM12ネジを使用するねじ込みタイプが取り付けできます。 キャスター自体は付属しませんので、取り付ける場合はホームセンターなどでお好きなものをご用意下さい。 キャスターは本体(約20kg)+搭載する機材+ドライバーの重さに耐えられるものを選んでください。


ファイル 433-6.jpgシートステーは厚さ2.3㎜の亜鉛メッキ鋼板から作られています。 シート取り付け用の穴寸法は横方向が、400~418mm 350~368mm 前後方向が318mm (M8ボルト使用時)です。
フロアからの高さは60㎜です。


ファイル 433-7.jpgトップパネルは亜鉛メッキ鋼板(1.6㎜)を使用。 上部のスペースは幅450㎜ 奥行き350㎜(ボルトの頭の部分も含む)。 40インチ前後のディスプレーを置いて使用する事を想定しています。 ディスプレーを置く時は落下、転倒防止のため、マジックテープ状のベルトで土台とトップパネルを巻いて固定するか、直接トップパネルに穴を開けボルト等で固定して下さい。 いずれは32~42インチ3画面を搭載できる専用ディスプレーアームを設計、販売する予定です。


ファイル 433-8.jpgサイドのステーには後々オプション品などが取り付けできるように8Φの穴を多数開けました。 「開けすぎじゃないの?」 ってくらい開けていますが、これはオーナーさんの為に開けたものでもあります。 クルマ好きな人の中には愛車の改造やモノ作りなども好きな人が多いと思いますが、このコックピットも色々工夫してオーナーさんが自分だけのコックピットを作ることが出来るように、色々なアイテムを取り付けする時にこの穴が役立つと思います。 ドリンクホルダーやキーボード、マウスをのせるトレー、PCやゲーム機を載せるトレーを付けたりといった自由な発想で楽しんでもらえると嬉しいです。

ココで使っている画像のコックピットは設計者の好みで若干カスタムパーツが取り付けされています。
まず、ステアリングの高さを大きく上げています。
身長173cmの人がシートに座ってGT6をプレーすると、車内視点時ではちょうど画面上のステアリングとハンコンのステアリングが重なるようになっています。 つまり大きく画面にステアリングがかぶる仕様です。ファイル 433-9.jpg普通の人にはこの位置関係は辛い(プロトタイプで一般の人にプレーしてもらったところメーターが見えない、メニュー画面で前が見え難いと文句を言われました。笑)と思いましたので、ノーマル状態ではステアリングを下げ目に設計していますが、個人的にはコッチのほうが好みなので高さを上げるアダプターを製作して取り付けています。

←ドライバーからの視点で写真とって見ました。


シフトレバー取り付けステーを付けています。
ロジクール社のG27にはシフトレバーが付属していますが、これを取り付けるステーを作っています。 近日中にオプションパーツとして販売予定なので試作品です。

プレイステーション用設置トレーを付けています。
ホームセンターで買ってきた化粧合板を切ってボルト留めしました。 こういう工作物の固定のために取り付け穴をたくさん開けたのですが、自分でその恩恵にあずかったパターンです。

パナソニックの39インチTVはボルト固定仕様です。
プレステ専用でTVは見ないのでTV純正の台座を付けるステーを直接トップパネルにボルトで固定してます。 ちなみに、5万円で買いました。 PC用の大きめなモニター買うより安かったです。

こんな感じでオーナーさんにもカスタムを楽しんでいただけると良いなと思いましたのでカスタム事例を紹介しました。
ご自分でカスタムパーツを自作される以外に、自作では難易度が高いパーツの場合は当社でカスタムパーツの製作をすることも出きます。 ぜひ、お気軽にご相談下さい。
製品のご購入、お問い合わせについては商品ページをご覧下さい。

また、ご購入いただいたコックピットのカスタム方法や設置方法などをウェブページ上で紹介していきたいと思っています。オーナー様からの写真をお待ちしています。