記事一覧

【問い合わせ内容】サブフレームのひび割れについて

【問い合わせ内容】
業者様より
「当社で取り付けしたお客様の車のサブフレームが折れており大問題です。至急連絡を下さい」
とFAXで連絡がありました。
電話で状況をお尋ねしたところ、「取り付けや使用方法に関して当社のブログなどで調べたところまったく問題無く、正しく使用していたにもかかわらず3年程度で破損するのは製品不良だ」と言われました。(詳細は割愛しています)

以前も書いていますが、当社では開発に使った製品を当時から今でもずっと使用(車両に装着して走行試験をしています)していますが、指摘されるような症状は出ていませんので状況を確認する為に装着状態の写真を送ってもらいました。
ファイル 497-1.jpgファイル 497-2.jpg

左側の画像を見ると車両後ろ側のボルトがフロアから抜けそうになっているのが分かります。
右側の画像はシートベルトキャッチャーを取り外したところです。

最近のモデルを購入された方やカスタム業界にいらっしゃる方ならすぐにお気づきかもしれませんが、本来必要なはずの当て板(が50φ程度の大きな丸いワッシャ-か四角板)が装着されていません。
右画像を見ると恐らくシートベルトキャッチャーの下に引いてあったであろう大型ワッシャーが見えますが、これが本来は当て板として使用するモノのはずです。

これを見る限りではサブフレームを固定する後部ボルトの当て板がなかったために容易な力でフロアパネルが変形し、サスペンションが動く度に何度も何度も折り曲げるような力がプレス成型部分に加わり、金属疲労で折れたものだと推測されます。

この場合は取り付けに問題があるのですが、部品の使用間違い(取り付け間違い)が起こった原因の一つに 取り付けの説明が上手く出来ていない ことがあったと思います。

以前の取り付け説明書ではどこにどの部品が付くのかが分かり難く、部品がバラバラになった時に正しく組み付ける為にはそれなりのスキルを必要としていました。
この点に関してはお詫び申し上げます。

上記の対策、改善としては、すでに実施済みですが、現在販売しているものには部品の組み付け図(3DのCAD画面上でサブフレームを組み立てている図のコピー)を添付し、組み付けミスが無くなるようにしています。
L175~ のモデルに関しては当て板ではなくわかりやすい形状の補強部材をご用意しております。

以前にも必要な部品を取り付けせず使用しフロアにクラックが入った例があったのですが、付属の部品はすべてを正しい位置に取り付けしないと本来の性能が出ないばかりか、製品や車体の破損してしまいます。
付属の図面通り【全部】の部品を正しく装着して使用していただくようにお願い致します。

同時に別の部分にも問題を見つけましたので、注意喚起と報告を兼ねてご紹介します。
ファイル 497-3.jpgファイル 497-4.jpg

上の画像はピロボールとサブフレームの接続部分ですが、黒い方が変形しています。
恐らくトー調整用のシムプレートを紛失されたままボルトで無理やり締めこんで固定したものではないでしょうか?
この状態で使用を続けるとプレス成型部分からクラックが入る可能性もありますのでお勧め出来ません。
何度も繰り返しになりますが、付属の図面通り【全部】の部品を正しく装着して使用していただくようにお願い致します。